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複合ラグーン技術ノ−ト〔1〕
"
脱窒素処理技術の基礎と概要"


未来計画


27. 環境保全に関する未来計画〔1〕 多機能公共下水道計画


欧米では下水道整備と共にし尿・生活雑排水、生ゴミを同時に処理する事は普通に行われている。わが国ではこうした廃棄物事業はバラバラに行われて地方自治 体の大きな負担になっているが技術的統合が容易な地方自治体の環境整備事業を一元化・合理化して事業に要する社会資本・資源・エネルギー・人員々を効率化する事が可能である。


現在の公共下水道計画の終末処理施設〔標準型活性汚泥法〕では、処理能力に余裕が無く多機能終末処理施設の能力は期待出来ないが、複合ラグーン施設による 終末処理施設は多機能公共下水道計画に適した機能的余裕があり.富栄養化防止機能高度処理機能もある各家庭で発生する生ゴミをデスポーサーで破砕し下水処理する事が可能である。特に中小都市・農山村・漁村々中小都市にとって、今後こうした多機能公共下水道整備によって冬期間の生ゴミの収集・処分が不要にな る。又施設の汚泥貯留能力を活用して冬期間.余剰汚泥を貯留し.春・秋に畑・牧草地に散布し土壌還元処理して合理的で機能的な地域完結計画が可能である。 現在の公共下水道事業は天文額的事業費用を要し地方自治体のみならず受益者・県・国の大きな負担になっている。今後中小都市から農・山村・漁村々に下水道 整備計画が移るにしたがって. こうした環境整備事業についても事業の即効性と社会資本の効率化を考えざるを得ない状況に至っている。


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